ABOUT
よく落ちる、
なのに自然由来
「THE OLD STONE AGE」の原料は、約3万年前の旧石器時代に堆積した火山噴出物「シラス」。シラスはガラス質のため研磨力が強く、水垢や油膜などを除去する研磨剤や洗浄剤として古くから活用されてきました。
私たちは独自の加工技術によりシラスの研磨力をさらに高め、使いやすい粉末の「パウダー」と固形の「バー」の2種類の洗浄剤をつくりました。食器用洗剤の代わりに食器や調理道具を洗えば、油汚れまでツルッと落ちてすっきり。鍋の焦げ付きや鏡の水垢などの頑固な汚れも、シラスの力で見事に磨き落とします。
“研磨力が強い”と聞くと、傷をつけないか心配に思われる方もいるかもしれません。「THE OLD STONE AGE」はシラスを加工した「シラスバルーン」を使用しています。顕微鏡写真を見てもらえば一目でわかるように、シラスバルーンはボールのように丸くてなめらか。髪の毛より細かいミクロン粒子なので、傷をつけづらいのです。
子どもも使える安心感
自然素材のシラスが主成分だから、子どもにも優しい使い心地。洗浄力を高めるため、原材料にはシラス以外の素材も配合していますが、重曹やクエン酸といった食品添加物などなるべく安全なものを選んでいます。
目に見えて汚れが落ちるから、子どもが率先して洗い物のお手伝いをやるようになったといううれしいお声もいただいています。
イオン効果で水をきれいに
火山から生まれたシラスは100%自然素材。磨きかすを水に流しても、環境に負荷を与えません。それどころか、シラスにはマイナスイオンを出す効果(イオン効果)があり、水の浄化までしてくれるのです。近年では環境に負荷を与えず高い機能性をもつ素材として注目が高まっています。
自然の中でも安心して使えるから、キャンプやバーベキューなどのアウトドアシーンでの使用もおすすめです。
汚れはきれいに落ちて、磨きかすは自然に還り、水をきれいにする。汚れも気持ちもさっぱり、気持ちよく使える全く新しい洗浄剤なのです。
旧石器時代生まれの
天然素材、シラス
火山灰や軽石を主成分とする火山噴出物、シラス。その言葉の由来は「白い砂」といわれており、大部分は約3万年前に鹿児島湾奥部にあたる「姶良カルデラ」の巨大噴火によって噴出したものです。現在でも南九州に広く分布し、その蓄積量はなんと東京ドーム28万個分!鹿児島県は本土面積の約6割がシラスで覆われています。
シラスは水ハケがいいゆえに作物が育ちにくく、台風や集中豪雨時には土砂崩れを起こしやすいため、鹿児島では長年の悩みのタネでした。一方で、身近な素材として人々の暮らしを支えてきた一面も。優れた研磨性を活かした磨き粉としても利用されてきたのです。
なかでも鹿児島市旧吉田町近辺で採れる「吉田シラス」は、水流で淘汰されたことで粒子が揃っており、固い結晶鉱物が少なくなめらか。傷をつけず、きめ細かに磨けます。明治時代の西南戦争では西郷隆盛軍の兵士が刀を磨くために使用したといわれているほど、古くからその優れた研磨力は重宝されてきました。
そんなシラスの機能性をさらに高めるために開発されたのがシラスバルーン。シラスは約1000度の高温で焼成して発泡・膨張させることで、風船のような空洞の球体に変化します。その結果、より軽く、きめが細かな粒子に。そして丸くなることで、傷をつけにくい研磨剤になります。
近年、シラスバルーンは最先端の環境材料として研究が進んでいます。例えばシラスバルーンからつくられたガラスクリーナーは水垢、油膜、酸焼けを除去する効果が高いことから、新幹線の車両窓やホテルの窓の洗浄に使われています。研磨作用のほかにも水の浄化作用や調湿・断熱・耐熱効果、消臭力などがあり、壁材、緑化基盤、飼料添加物から洗顔料や化粧品まで、幅広いジャンルで活用されています。まだまだ認知度は低いですが、実はとても高いポテンシャルをもった素材なのです。
環境に優しく、
暮らしをよりよく
私たちethicalT.(エシカルティ)は、鹿児島の大地が生んだ火山灰“シラス”の力で、人も地球も喜ぶものづくりに取り組んでいます。
洗浄剤や角質落としなどの生活用品から、土壌改良などの農業資材まで。環境に負荷を与えず、人の役に立つ商品を届けたい。
今日、明日と重ねる日々をよりよく。美しい地球を残すために、挑戦を続けます。
会社概要
- 会社名
- 合同会社ethicalT.
- 代表者
- 上原直子
- 所在地
- 〒891-1302 鹿児島県鹿児島市東佐多町1669
- 電話・FAX
- 099-801-3335
- 創業
- 2024年5月
- 事業内容
- シラス利用開発・製造・販売